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【再レビュー】Google Pixel Buds Pro:2週間使ってみて評価…お気に入りと不満

最近グレープフルーツジュースが好きな女性の気持ちがわかるようになった、Sassowです。

さて今回のネタは、めちゃくちゃ個人的で更にざっくりとしたGoogle Pixel Buds Proのカスタマーレビュー的なお話。

発売から約2週間が経って毎日使ってみて、そこそこ素人、ワイヤレスイヤホン初心者のいちユーザーであるワタシが感じたこのGoogle渾身のワイヤレスイヤホンの率直な感想です。

なお、使用環境については過去の記事にて色々出してますのでよければご覧ください。

【テスト】Google Pixel Buds Pro:マルチポイント接続ってマルチペアリングと何が違う?利用シーンを想定して試してみる

このときはテストだったので色々繋ぎましたけど、実際はPixel 6 Proが8割、iPhone 8が残り2割の使用頻度。
音楽聞くことも多いですけど割りと通話も多めかな?というワタシです。

Google Pixel Buds Pro:2週間使って再評価

まずは先にお気に入りポイントと不満ポイントをまとめてみます。

2週間使ってみた中で実感した良さ、悪さです。多くのユーザーやレビュワーがいる中でのあくまでひとつのケースなのですけども、こう思う人もいるんだな、と見てもらえたら幸いです。

Google Pixel Buds Pro:お気に入りポイント・不満ポイント
GOOD Point

◎圧迫感のない装着感
◯タッチ操作の良さとAndroidとの相性
◯通話音質がいい(と言われる)
◎マスクや食事の邪魔にならないデザイン
◯アップデートに期待しちゃう

BAD Point

△イイけど不確かなマルチポイント機能
△音楽再生能力は普通
△ANCも普通
✕一部の女性には取り出しにくい充電ケース形状
✕汚れが目立つ充電ケースとイヤホン本体の表面

総評:
最強イヤホンではなさそうだけどAndroidとの相性よし、期待込みで日に日に好きになる

Google Pixel Buds Pro:お気に入りポイント

まずはお気に入りポイント。ワタシが個人的に感じたポイントは5つ。

一般的なワイヤレスイヤホンのレビューと比べると少しズレたポイントなるかもしれませんけども、あくまでワタシの使用で感じたポイントです。

◎:圧迫感のない装着感

まず機能云々無視していきなりハード面の感想で申し訳ないんですが、やっぱりこのPixel Buds Proの最大のお気に入りポイントは装着感

オッサンの横顔でゴメンなさい

まぁ厳密に言うと単にハードの良さだけでなく機能でも装着感はサポートされてるみたいなんですけども、これがね、今まで色々と耳にブツを入れてきたワタシにとってはかなりイイ感じです。

絶対これは個人差あるんでイチオシポイントに挙げるのもどうかとは思いつつイチオシです。

装着感に関しては、イヤーチップが3つのサイズで同梱されていること、Androidに限りますが装着テストがあること、そして装着時の耳の内部を減圧してくれる機能、形状が主なポイントになっていると思います。

特に内部減圧機能。コレ多分結構効いてるなって体感できるレベル。
というのも、よく装着感を気にしてイヤホンを耳の奥に押し込むことがあるんですけども、そのあとしばらくすると耳抜きしたような感覚で耳の中の圧迫感がわかりやすく消えていきます。心地よいんです、コレ。

あとは軽さでしょうけども、これは最近発売されてるイヤホンを見てみると特段このPixel Buds Proが軽い訳ではないみたい。

今、お手元のイヤホンで耳の圧迫を感じてたり外したあとに耳が疲れた感じを受ける方、もしかするとPixel Buds Proがその辺解決してくれるかもしれません。

◯:タッチ操作の良さとAndroidとの相性

最初のレビューから大きく気持ちが変わってきたのがイヤホン本体のタッチによる操作感。特に便利だと思ったのはボリュームの上げ下げの操作で、本体を前後に指をスライドさせるように触ると調節ができるところです。

他のイヤホンでもタッチ、タップ操作はあるんですけど、割とタッチ部分の面積が広めなのでスライドしやすいんですよね。

操作面は指の腹分くらいある

Liberty Air 2 Proでもタッチ操作は可能でしたけども、こちらは操作面積がやや小さいのであんまり使わず。

あと、長押し操作。
ちょっと長押しして離すとスマートフォンの通知を音声で知らせてくれて、押し続けてる間にGoogleアシスタントを呼び出せるのも地味にお気に入り。Googleアシスタントが起動したときはチャイムが聞こえてくるのでそのあと「○○に電話して」と言えば音声発信してくれます。

特にオフィスでのお仕事、お家の中での家事なんかでうろちょろしてるとき、スマートフォンは置きっぱなしでイヤホンだけ装着してれば、通知が気になったときスマートフォンに戻らなくても確かめられる割と便利でした。時間を伝えてくれたあと「LINEさんからのメッセージ」みたいに教えてくれます。

iPhoneもAndroidも上手い具合に対応させて量を売りたいサードパーティ製と違って、for Androidに振ってる分Androidとの相性の良さはワタシみたいなユーザーには魅力です。

タッチ感度良すぎ?タッチ操作のカスタマイズの幅は小さい

ただ、Liberty Air 2 Proはアプリでタップ回数でどの機能を割り当てるか自分好みにカスタマイズできるんですがこちらは長押し操作しかカスタマイズできません。その辺細かくカスタマイズしたい人には不満かも?更に長押しもノイズキャンセルかGoogleアシスタントの起動の2択。

まぁワタシの場合カスタマイズしてもタップ何回で何が起きるか忘れてたりしてたので、逆に固定されてシンプルでいいかなと思ったりしてますけど。完全におじいちゃんだもの。

あと、タッチ感度がいいのでイヤホンの装着位置を調整する際に軽く触れてワンタップと認識されたりすることもあるのはご愛嬌。

Google Fast Pearが楽

Androidとの相性でいえば、若干面倒さを感じるBluetoothペアリングを楽にしてくれる「Google Fast Pear」は確かに便利。
メイン端末のPixel 6 Proはもちろんですけども、ちょっと古めのHuawei MediaPad M5 Pro(Android 9)でもこの機能が働いてくれました。

簡単ペアリング
アプリへ誘導してくれる

こんな感じで充電ケースを開くとペアリングやアプリダウンロードを促してくれて、色々設定の手間が大幅に省けます。まだこのFast Pearが広く普及していない中でAndroidユーザーにとってこの体験は地味に感慨深いかも。

◯:通話音質がいい(と言われる)

通話でよくイヤホンを使うワタシですので色々な人と通話しては感想を聞くんですけども、通話音質の良さはお相手からよくお褒めのお言葉をもらっております。

特に風切り音はしっかりカットしてくれているらしく、前に使っていたLiberty Air 2 Proとは全然違うとのこと。

他には、ワタシが喋っていないときは周囲のノイズも拾いにくいらしく、時々「え、これ電話切れてない?」と言われたりもしたり。

通話時の不満もちょこっと

ただ、各デバイスとBluetoothの相性なのか、時々声が宇宙人ボイスというか加工ボイスっぽくになることがちらほら。ダフトパンク的な感じとか「はじめはぁ~遊びだったんですけどぉ」的なヤツですね。もう世代的にわかる人少ない気がしますけども。

WindowsでもPixel 6 Proでも時々起こるんですよねコレ。

一応、Pixel 6 Proでそんなときは一旦スマートフォン画面から通話スピーカーを本体やスピーカーに切り替えてすぐにPixel Buds Proに戻せば元のクリアな音声に戻ります。

一旦Pixel Buds Pro以外で通話

他のイヤホンではあんまり経験したことない現象なのでPixel Buds Proのエラーな気がしてますけども…解決するといいなぁと思いつつ使ってます。

◎:マスクや食事に邪魔にならないデザイン

あのコロンとしてて独特の色とデザイン、大好きなんですけど。
ただ、見た目のデザインだけでなく、インダストリアルデザインとして昨今のコロナ禍でマスク着用時にも意外と優秀さを感じます。

というのも、ワタシの持っているLiberty Air 2 ProもなんですけどもあのTWSっぽくマイク部分がちょこっと伸びたデザイン、あれが結構マスク取るときにマスク紐に引っ掛かるんですよね。

この部分がマスク脱着のときにたまに邪魔

その点でPixel Buds Pro本体が耳の中でほぼ完結しちゃうのでマスク脱着の邪魔にはほぼなりません
これ、2週間使わないとわからなかった大きなメリットでした。

マスクをしてても邪魔にならないイヤホンデザイン

同じく形状が口周り顔周りを邪魔しないメリットとして食事中。
別にひとりで毎回食事してる寂しい人なのではないですよ?あくまで仕事のときのお話ですよ?結構ね、ノイズキャンセル+ひとりメシは快適な食事に向いてるんですよね。

とにかく実質的なメリットとともに、デザインとして単純にGoogle好きなワタシとしてはあのロゴが目立つの気に入ってますし、他のイヤホンにはないカラーリングもイイです。フタ開けるたびにほんのりニヤッとします。

◯:アップデートで完成していくデバイス

良し悪しですがワタシは好きなポイントなのが、アップデートで機能追加をしていくというコンセプト。

発売前から今後の機能追加を予告しつつ発売するなんて、ある意味未完成品と認めた状態で売り出したとも考えられるし、話題性の維持のためのプロモーションの側面もあると思います。

でも、実際に手に持っているワタシとしては、今後のアップデートでどんな体験ができるのかという期待をしちゃいます。

とりあえず全ての機能が揃えば価格相応のイヤホンになるでしょうし、それでも例えば似た価格のSONY Linkbuds Sと比べると見劣りする可能すらあります。

自動でANCと外部音取り込みを変えられるTWS (引用:SONY)

その辺Googleならではのアップデートと不具合解消の早さで、単純にイヤホンとしてだけでないGoogleデバイスならではの体験ができるといいな、と期待したりしてます。

Google Pixel Buds Pro:不満ポイント

次に不満だったり、ちょっと引っ掛かるポイント。 こちらも思いついたところで5つ挙げてます。

単純にイヤホンそのものの評価もですが、やっぱりコストとのバランスというところをどうしても考えて不満を感じてしまう点を挙げたりしてます。

△:イイけど不確かなマルチポイント機能

マルチポイントは機能自体は非常に便利

特にワタシはプライベートのPixel 6 Pro、仕事用のiPhone 8とでどちらとも電話を待ち受けたい人なので、イヤホン1つで2台のスマートフォンに着信できるのは便利なんですよね。どちらが鳴っているかは着信音で分かりますし。

ただ、マルチポイントが2台のみであることややたら優先されがちなWindowsとの接続、各デバイス間での接続切り替えが思い通りでなかったりと微妙な不満があることも事実。
例えば3台のデバイスがあったとして「あれ?こっちBluetooth切ったからこの2台は自動で繋がるはずじゃないの?」とかホントに細かな点ではありますけど。

いっぱい接続すると微妙な不満も出てくるマルチポイント

初のマルチポイント体験でしたけども、思い描いた理想のマルチポイントとはちょっとズレがあったかなぁという気がしてます。
まぁちゃんと知らずに期待値上げすぎたってことなんで不満って言っちゃうのもどうかと思いますけども、一応不満に感じちゃったので…ゴメンなさい。

△:音楽再生能力は普通

音楽再生については正直普通です。そんなに良好な音を出してくれるわけじゃないとワタシは感じました。プロフェッショナルな音楽聞き取り能力のある耳ではないので自信ないですけど。

お値段的には安いイヤホンではないので、ある程度の期待はしてもいいじゃない?と。

でも音楽再生については今後「イコライザー(EQ)」がアップデートで機能追加が予定されているので、音楽再生についてはそのアップデートで好みの設定が可能になるハズなのでそこに期待しときましょう。

△:アクティブノイズコントロール(ANC)も普通

ANC…アクティブノイズコントロールですけども、ノイズキャンセルについては関しては正直普通かなぁと。

生活の中で家事しながら、外を歩きながら、電車に乗りながらなど試しました。
どのシーンでも他のイヤホンと同じくらいちゃんと使えます。十分機能します。

不満ポイントに入れちゃってるので悪く聞こえがちですけど、驚くほどではなかったという意味で普通と表現してます。なので、音楽再生と比べるとネガティブなイメージではないんですけども。

新幹線で使ってみたら…あれ?

特にノイジーな環境、新幹線乗車時にも使ってみました。

耳栓代わりに使ってみて感じたのは、割と空気の音というかホワイトノイズっぽい雑音が残るかなぁという感じ。サーっというかザーッというか、そういう音は一定聞こえてきました。

あとアナウンスや他の席のスマホゲームの音もある程度聞こえてくるのが気になったポイント。特にスマホゲームの電子音、多分これ、ノイズキャンセルしてるから余計に残って聴こえてくるのかしら?

Liberty Air 2 Proのノイズキャンセルで「交通機関」というモードがあるんですけども、そちらの方がアナウンスも気になりにくく新幹線の音をしっかり消してたかなぁという気が。

ノイズキャンセルはアナウンスや声は消さない設計?

アナウンスや声については敢えて入れてるのかしら?思ったよりちゃんと聞こえてくるんで、もうわざとだろうな、と。

もしそうなら、設定で消すか取り込むかを選択出来たら良かったのに。だって、完全遮音を希望するシーンもあればアナウンスは聞きたいシーンもありますし。

外部音取り込みはお会計の際に人の声をちゃんと拾ってくれてるのでそれでいい気がして、となると完全遮音を目指してくれてもいい気がして…ワタシ個人としてはやっぱり微妙に惜しい気がするアクティブノイズコントロール。

✕:一部の女性には取り出しにくい充電ケース形状

充電ケースからイヤホンを取り出しにくいって声はちらほらネット界隈でも聞こえてきます。ワタシはそこまでかしら?と思ってたんですけども一部女性の方には特に取り出しにくさを感じるみたいで。

というのも、事前情報なしで単に世間話で女性の方に触ってもらったんですけども、第一声が「ん、取り出しにくい…」でした。

爪ですね。
イヤホンを取り出す際に、元々引っ掛かりのないデザインなので多少の取り出しにくさはあると思いますが、爪を伸ばしている女性の場合爪とケースが干渉してかなり取り出しにくいようです。

爪を伸ばしている女性には気になるらしい

ただ、別の女性に取り出してもらった際には指の腹で取り出すので爪はそんなに気にならないし、取り出しにくさも感じないとのこと。なのでもちろん使っていくなかで慣れもあると思います。

指の腹でつまむように
こう取れば気にならない

しかし、慣れない人や気になる人には大きなデメリットになるかもしれません。ただ、クールでイケおじなワタシがひとりで触っててもわからないポイントでした。

✕:汚れが目立つ充電ケースとイヤホン本体の表面

最後に気になるこのポイントは、ワタシの耳が汚れているからかしら?と正直ご紹介するのやめとこうかと思ったんですけども。

でも確かに汚れが目立つ素材です。
イヤホン本体もですし、充電ケースもちょっとした汚れが白いボディのせいもあって結構気になります。

表面素材はマットで少しザラつきのあるもので、恐らく汚れが落としやすいものだと思われます。実際軽く拭き上げるだけで十分に目立つ汚れは取れますし。

質感やカラーリングは気に入ってますけどもこの汚れの付きやすさ、やっぱりこの夏の時期、30代後半おっさんの脂なめんなって感じです。

今後のアップデート速度がポイントかも

どんなアイテムでも慣れって絶対出てくるので、使い勝手の部分については当然そのアイテムが用意している使い方に順応してくるとどんどん良くなっていくものだとワタシは思ってます。

このPixel Buds Proもそういう意味では、最初に開封したときのイメージからどんどん良くなってきて日に日に気に入ってきているってのが正直な感想。

ただ一方で競合製品いっぱいの中、ワイヤレスイヤホンとしては極端に性能が良いわけでもなく、独自の機能や突出したものがあるわけでもないし、コスパに優れるという感じもありません。
むしろ2万円を超えるワイヤレスイヤホンとしては、他社製品と比べたら現状では劣っている部分も目立つという感じがしす。

今は「Google謹製ハイエンドイヤホン」ということで、ブランドの強さAndroidスマートフォンとの相性の良さPixel Buds Proを選ぶメリットじゃないかしら。

なので他社製品にも搭載されてたりする機能で、既に公開が予告されている「空間オーディオ」「イコライザー(EQ)」のアップデートは出来る限り早期にお届けして欲しいところ。

この辺が届いてホントにPixel Buds Proが完成したらもっと評価は変わってくると思いますし、装着感の良さという数値にも見た目にも伝わりにくいけどイヤホンでは重要なポイントは抑えてるのでその点でもちゃんといいイヤホンとは言えると思います。

あと、色々機能追加していくのであれば地味に予告されてない機能も載っけてくれたりしないかしら…。予告してないだけで追加アップデート、あらGoogleさんたらやっぱりすごい!!なんてのはダメかしら、と期待してみたり。

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