好きなチョコのカカオ量は72%、Sassowです。
今回は2021年11月からメインで使っていた完全ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」のレビュー。
すでに手元に新イヤホン「Google Pixel Buds Pro」が届いてしまったので、もしかするとサブor手放す可能性がありますが、コスパに優れてカスタマイズ性も高く、トータルバランスが素晴らしいイヤホンです。
なお、Google Pixel Buds Proもレビューしてますので合わせてよければ見てやってください。
我ながら辛口過ぎた気がしててちょっと反省…。
改めて、Soundcore Liberty Air 2 Proはイヤホン選びに迷っている初心者の方やあんまり詳しくない方でも満足してもらえるアイテムだと思いますので、ワタシの素人目線レビュー、是非参考にしてみてください。
もはやメジャーブランドAnker製の完全ワイヤレスイヤホン
さて、今回のネタであるAnker Soundcore Liberty Air 2 Pro。
名前が長くってイヤになっちゃいますけどモバイルバッテリーで人気を博して以降もうすっかりメジャー、むしろハイブランド感すらあるAnkerの完全ワイヤレスイヤホン(TWS=True Wireless Stereo)です。
発売は2021年1月ですし、2021年11月には後継モデル?のAnker Soundcore Liberty 3 Proも発売されているのでレビュー記事や情報も十分出揃っちゃってます。今更ワタシが紹介するまでもないヤツ。
ただ、Liberty 3 Proと比べると例えばAmazonでの通常時なら価格差は約5,000円、そしてワタシが新たにゲットしたPixel Buds Proと比べると価格差はもっと開きます。
そうなるとお値段的に、まだまだ現役で売られているし使い勝手を考えると結構選択肢としてはアリなんじゃないかと改めて思ったりしてます。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro:ワタシの評価
まずは端的にワタシなりの評価をまとめまて紹介。
この内容にてご興味持っていただけたら、読み進めてもらえると時間の無駄にならないんじゃないかしら、と思ったりしてっます。
◎軽量、イヤーチップもいっぱい付いてる
◎ケース含めても軽量で持ち運びの邪魔になりにくい
◎アクティブノイズキャンセリングが結構優秀
◎音質よさげ
◎Soundcoreアプリが優秀で操作性やカスタマイズ性に優れる
◎Android、iOSどっちでも同様に使える
◯この内容なら納得のお値段設定
✕通話中、周囲の音拾い過ぎ?
△装着感はやや怪しげ
△マルチポイント非対応
総評:
通話少なめ、音楽とノイキャン目的なら期待に応えるコスパ優秀イヤホン
ということで、ワタシは非常に優秀なTWSだと思いました。やっぱね、性能とお値段のバランスは大事。コスパイイと色々納得できちゃうもの。
さて、それでは続いて色々詳細を並べていきましょう。
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro:レビュー
本体概要
イヤーチップ交換可能な軽くてシンプルなイヤホン
主役のイヤホンはちょっと前にApple Airpods2で流行った形状というかスタンダードな形状。個人的には最近よく見る丸っこいカタチのイヤホンより、イヤホンしてます感は強め。
重量は手元のはかりで測ったところ1コ5g。軽いです。
サイズはこのシルバーのうにょーんと伸びている部分が最大で4cmくらいというところ。
マイクは上部下部の他、イヤーチップに隠れるようにして内部にも配置があり全部で3箇所。
イヤーチップはチカラで引っ張ると取れます。
収まりのよい充電ケース
ケース単体で見るとコロンとした手のひらサイズ。重量62g(イヤホン込)と非常に軽量です。
だいたい6×6×3cmと収まりよく、マットな手触りも質感がよくてお気に入り。
ケースの充電残量を示すLEDインジケーター。
スライドで開くと電源オンになり、ペアリングされているデバイスと接続。この辺は分かりやすい操作感。
フタは磁石固定だと思います。割とスライドして閉じたときは気持ちの良いカチッと感。
また、イヤホンも充電部分に磁石があって、ケースに納めるときにはちゃんとくっついて固定されてる感あってこれも良好。
USB-Cの充電用コネクタの他ペアリングに使うボタンも配置されていますが、非常に目立たないようにデザインされてます。
また、ケーブルなしでもワイヤレス充電に対応。ウチにあるPixel Stand 2でも充電できました。
できるだけ持ち物を減らしたい方にもストレスのないサイズ感でしょう。軽すぎてなくしちゃいそうなレベルですけども。
なお、充電ケース質感はやや安っぽいプラスチッキーな雰囲気を受けます。なんとなくですけど。
バッテリー
バッテリーについてはAnker公式から引っ張ってきました。
・通常モード:最大7時間(イヤホン本体のみ) / 最大26時間(充電ケース使用時)
・ノイズキャンセリングモード:最大6時間(イヤホン本体のみ) / 最大21時間(充電ケース使用時)
・短時間充電に対応し、15分間の充電で約3時間の音楽再生が可能です。
引用元:Anker Japan
実際にワタシが使ってみたイメージもほぼこんな感じ。
よくノイズキャンセリングモードを耳栓代わりに使って寝たりしますけども、たしかに6時間くらいで充電切れる音で目覚めたりしてます。睡眠の質的には微妙な使い方な気がしますけど。
これらの数値は他のイヤホンと比べてもそんなに長くも短くもないイメージ。ただ割とちゃんと数字通りの時間は使えるって感じはします。
パッケージと同梱品
パッケージはこんな箱。本体の割に大きくてしっかりしてるヤツです。
最近のデバイスのパッケージはいずれも高級感あっていいわねぇ。買って手にして気分アガるもの。
本体の下にはたくさんのイヤーチップ、USBケーブル、各説明書という同梱品。
なおUSBケーブルはどっかで使ってるので今回載せてません、ゴメンなさい。USB-A&USB-Cの充電用ケーブルです。
9つのサイズのイヤーチップ
このLiberty Air 2Proの大きな特徴になるのが付属イヤーチップの多さ。サイズ9種類。
Ankerが意地でも耳にフィットさせてやろうという気合が伝わってきます。
ちなみに耳の穴の大きさって性差や体格差あるんでしょうかね?
装着感
使用感で一番最初に気になるのは装着感でしょう。これに関してはイヤーチップがいっぱいあるので割と問題なさそうですが。
アプリで密閉感テストを行って装着する
Liberty Air 2 Proの最初の装着時は専用のSoundcoreアプリ内「装着テスト」を実施することをオススメされてます。
以下アプリの実際の画面のスクリーンショットです。
ご覧の通り、「音質」「ノイズキャンセリング」の点でAnkerが用意した性能を体験するためには装着テストは必須です。
単純にイヤーチップの大きさだけでなく、装着位置を適切にするだけでも結果が変わってきますので、このイヤホンの正しい装着位置や装着感がこのアプリで把握できます。
この辺、どれくらい押し込んだらいいのかとか密閉感ってこんな感じでいいのかしら?的な迷いがなくっていいなぁと思いました。
「最適な密閉感」だとちょっと圧迫感アリ?
で、両耳ともテストに合格して最適な密閉感を得た感じの装着感はやや深くイヤーチップが入っている感じがして、ワタシは圧迫感を感じました。
実際6時間つけっぱなしでいると、確かに耳が疲れている感じが残ります。
でもその分ノイズキャンセリングはしっかり働くし、しっかり密閉感を得られている状態でないと通話は聞き取りづらくなったりしますので、やっぱり密閉感は大事なんでしょう。
圧迫感ない状態だとやや取れやすいかも
装着テストの結果から、個人的には結構押し込んだ状態が適切というのはわかったんですが、そうなると耳への違和感が多少あって、しかも動いたりしてると徐々にズレてきて…気付いたら割と取れやすい状態になってることも時々ありました。
どちらかというとイヤホン本体のカタチの問題かしら?
イヤーチップの割に奥まで入っていかない気もするし、小さいと密閉感足りませんってアプリから怒られたりもしましたので。
音楽再生・通話の音質
幅広い対応コーデックとアプリによる音質カスタマイズ
装着テストが終わったら次はイヤホン本来の「聴く」部分のお話。
このLinerty Air 2 Pro、音楽再生はかなり優秀だと思います。
やっぱり品質の高いLDAC(エルダック)対応って、違いがわかるかどうかというより気分の部分でもまずは安心感。
ちなみにLDACは情報伝達量が既存の3倍だそうで、それだけより質の高い音を耳に届けてくれるってことになります。
通常の3倍です。足なんて飾りです。
当然バッテリー消費は早くなりますのでその点はご注意を。
あと、アプリ経由でプリセットイコライザーの選択や自分でカスタマイズもできるので、好みの音に設定できるのも大きなポイント。
音質って結局好みの部分ありますから。イコライザーカスタムは個人的に結構大事な機能。
音声通話は風切り音と周囲の音をよく拾うのがネック
一方で音声通話に関してはちょっと不満。
よく色々な方とお話しますけども、まず周囲の音を結構拾っているようでよく注意されます。
例えばポテチ袋を開ける音なんかは死ぬほど嫌がられます。じゃがりこ食べてて、途中で「うるさい!!」って切られたこともあります。
あと、ちょっと風が正面から吹いてきたときなんかは、こちらの音声はかなり聞こえづらくなるようでこれも不評。
どうやらかなり良く風切り音も拾うみたいです。
更に装着時のイヤホンの角度によっては全然こちらの声を拾ってくれなかったりするようで、少し変えるだけで聞き取りやすさは変わる様子。
結構この角度がシビアなのも気になります。
ノイズキャンセリングと外音取り込み
3つのシーンに応じたノイズキャンセリング+カスタマイズが優秀
ノイズキャンセリングについてはしっかり密閉感のある状態で装着しているとかなり優秀です。
特にアプリでは「交通機関」「屋外」「屋内」の3つのプリセットシーンに加えて、カスタマイズモードもあり、ホントに状況に応じてキャンセルして欲しい音をしっかり消してくれます。
Androidならウィジェット上で操作できるのも高得点。
実際にワタシは音楽再生せずに装着だけして耳栓代わりに使って、新幹線や地下鉄に乗ったりしてますがホントに快適です。寝れます。
外音取り込みも2つのモードで使い勝手がいい
外音取り込みについては「全ての外音」「音声フォーカス」の2種類のモードがアプリから選択可能。
これ、何が違うん?って思いましたけど、実際コンビニで店員さんとお話する際などは「音声フォーカス」だと問題なく使えるのに対し、「全ての外音」はどちらかというと外を出歩いているときに有効なモードで会話はちょっと聞きづらいです。
これも使い分けると、生活の中で必要な音を拾ってくれるってのが結構重要なことに気付きます。
こういう細かい配慮や設定の豊富さ、結構ワタシは好き。
AndroidでもiOSでも同じように使える
これらのセッティングがAndroidでもiOSでも使えるってのも何気に大きなメリット。
あんまり2台で違うOSのスマートフォンを持ってる人はいないかもですけども、ワタシの場合プライベートがPixel6 Pro、会社支給はiPhone8なのでどっちにも繋がって同じように使えるって結構大きいんです。
ただこういう場合、マルチポイント非対応が地味に痛いところ。
ですけどコスト考えたらこの辺は納得すべきとこかもしれません。
装着感の当たり外れはあるかも?でもコスパ優秀すぎる
音楽再生とノイキャン目的ならオススメ
ということでトータル的に機能にも性能にも十分満足いくレベルで、アプリ経由で操作性も十分。
で、お値段はミドルクラスって感じでしょうか?かなり納得いく金額設定だと思います。
ワイヤレスイヤホン選びの中では、マルチポイントの利用シーンにメリットを感じないのであれば結構ベターチョイスになるんじゃないでしょうか。
ノイキャンや音楽メインでのニーズにはかなり応えてくれるハズ。
ワタシなんてノイキャンは耳栓代わりに使ってるくらいですし。
通話と装着感は要注意
気になるポイントとしては装着感。
これは耳の形状にも大きく左右されそうなので当たり外れがある気がしますが、ワタシの場合はちょっと外れやすさを感じるし、ガッツリつけてると疲れや圧迫感を感じました。
あともう一点、通話。
周囲の音拾い過ぎ問題は結構ネックになります。通話でよくイヤホン使うって人にはちょっとオススメできません。
多分外で風が吹く環境ではお相手に結構迷惑かけるレベル。恋人たちの甘い会話もモヤモヤしちゃいます。
とにかくコスパ。優秀。結構お気に入りで長らくメインで使いました。
今回Pixel Buds Proを手に入れて、装着感とデザインでメインの座を譲ることになりそうですけども。
Pixel Budsの装着感は結構優秀なんです。実感しました。
ただ、お値段考えてもトータルで優秀な気がするのはLiberty Air 2 Proかなぁと思ったり。
また迷いながらどっちも使っていきたいと思ってます。